2012年08月26日
日本三大美林の秋田杉
秋田杉
米代川流域の出羽丘陵を中心に県北一帯に分布

1.耐陰性が非常に強い
秋田杉が繁茂する県内の杉林は直射日光の入らない林が多いため、このジメジメした林内のいたるところに幼稚樹が見られます。植物の育成には天然のエネルギーである太陽の光が必要なことは当然ですが、日光の入らない原始林で成長してき秋田杉はそれだけに強度の耐陰性を持っているといえます。
2.伏条性
杉をはじめとする針葉樹の繁殖には「伏条」と「立条実生(みおい)」とがあります。伏条繁殖とは親木から出た下枝が地面を伏すように這い、そのうち落土などで土をかぶり、その枝から根が出て親木から2~3m先で垂直に立ち上がり成長することを言います。立条実生とは、種子から発育することです。
伏条、立条実生の繁殖は気候的に大きく影響を受けます。雪の多い秋田県に育つ秋田杉は積雪のため伏条による繁殖率が非常に高いのです。
3.成長の持続性
ほかの地方の杉に比べ幼い時代の成長は遅いですが、老木になっても同じ程度の成長を続けます。
秋田杉ならではの木目がそろった木材が生産されるのは成長に持続性があるためです。
そして同じ秋田杉の中でも県北の米代川流域の秋田杉は最も質の高いものとして評価されています。
4.杉の質
杉の質は材色、木目、かおりが優劣を決めます。秋田杉の材色(木の中心の色、心材ともいう)は明るく澄んだ肉色が最上と言われています。
木目は細かく幅が大体そろっているものがいいとされいますが、部分的に木目の幅が広がったり狭かったりするのが普通で、極端に細かい木目はよいとはいえません。
全体的に木目の幅が広いうえ、そろっていないものは劣等材といわれ、節が多いほど劣等度も増します。かおりの点では鼻を突く清純爽快な感じをうけるのがいいとされています。


米代川流域の出羽丘陵を中心に県北一帯に分布

1.耐陰性が非常に強い
秋田杉が繁茂する県内の杉林は直射日光の入らない林が多いため、このジメジメした林内のいたるところに幼稚樹が見られます。植物の育成には天然のエネルギーである太陽の光が必要なことは当然ですが、日光の入らない原始林で成長してき秋田杉はそれだけに強度の耐陰性を持っているといえます。
2.伏条性
杉をはじめとする針葉樹の繁殖には「伏条」と「立条実生(みおい)」とがあります。伏条繁殖とは親木から出た下枝が地面を伏すように這い、そのうち落土などで土をかぶり、その枝から根が出て親木から2~3m先で垂直に立ち上がり成長することを言います。立条実生とは、種子から発育することです。
伏条、立条実生の繁殖は気候的に大きく影響を受けます。雪の多い秋田県に育つ秋田杉は積雪のため伏条による繁殖率が非常に高いのです。
3.成長の持続性
ほかの地方の杉に比べ幼い時代の成長は遅いですが、老木になっても同じ程度の成長を続けます。
秋田杉ならではの木目がそろった木材が生産されるのは成長に持続性があるためです。
そして同じ秋田杉の中でも県北の米代川流域の秋田杉は最も質の高いものとして評価されています。
4.杉の質
杉の質は材色、木目、かおりが優劣を決めます。秋田杉の材色(木の中心の色、心材ともいう)は明るく澄んだ肉色が最上と言われています。
木目は細かく幅が大体そろっているものがいいとされいますが、部分的に木目の幅が広がったり狭かったりするのが普通で、極端に細かい木目はよいとはいえません。
全体的に木目の幅が広いうえ、そろっていないものは劣等材といわれ、節が多いほど劣等度も増します。かおりの点では鼻を突く清純爽快な感じをうけるのがいいとされています。


Posted by 地域のプロデューサーへ at 05:30│Comments(0)
│木